ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる! 【群馬県 伊香保温泉】

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My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』

再訪したい温泉 シリーズ NO.020

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

群馬県 伊香保温泉】

伊香保温泉(いかほおんせん)は、我がふるさと“ 群馬県渋川市伊香保町にある温泉。草津温泉と並んで群馬県を代表する名湯。群馬で幼少のころからお馴染みの『上毛かるた』では、“ 『 い 』、 伊香保温泉日本の名湯~! ”と歌われている。

急傾斜地に作られた石段の両側に、温泉旅館、みやげ物屋、遊技場(射的・弓道)、飲食店などが軒を連ねる。365段の “ 石段 ” は温泉街のシンボルであり、この界隈は “ 石段街 ” と呼ばれる。石段の下には「黄金の湯」の源泉が流れ、小間口と呼ばれる引湯口から各旅館に分湯されている。石段の上には伊香保神社が存在する。上流(上組)から下流(下組)に流れる、この「黄金の湯」の源泉を引湯している旅館(14大屋の屋敷)こそが本流の「伊香保温泉旅館」と名乗れる。<14大屋の屋敷は、木暮家・岸家・島田家・大島家・後閑家・永井家・千明家・福田家 の本家、分家で所有している。>

石段上の源泉周りは整備されており、源泉が湧出する様子を見ることができる。また石段から源泉までの遊歩道の途中に飲泉所も存在する。源泉の傍には「伊香保露天風呂」が、石段の途中には共同浴場「石段の湯」が存在する。

石段で有名な温泉街ができたのは、天下統一を目指して武将たちが争った戦国時代のこと。戦で怪我を負った兵を癒すため、天正4年(1576年)、集落を源泉の傍から現在の場所へ移し、温泉街がつくられた。山の傾斜を利用して源泉からお湯が運ばれ、お湯が流れる管路の上に石段、その左右に温泉宿が建てられた。日本初の都市計画(温泉リゾート都市計画)だといわれている。

露天風呂の近くには、医学的温泉療法を日本に紹介したベルツ博士の銅像がある。明治時代、ドイツから来た博士の指導を受けて、伊香保温泉は政府や経済界の要人も訪れるほど有名な保養地となった。

 

<泉質>

伊香保温泉には、二種類のお湯がある。

硫酸塩泉:「黄金の湯」(鉄分が多い赤茶色の湯)

メタけい酸単純泉:「白銀の湯」(透明な湯)

 

伊香保には「黄金(こがね)の湯」と「白銀(しろがね)の湯」があるが、もともと伊香保の温泉は、その色が特徴である「黄金の湯」だけだった。「黄金の湯」は、湯の中に含まれる鉄分が酸化し、独特の茶褐色になるため、「黄金の湯」と呼ばれた。この湯は刺激の少ないやわらかいお湯で、身体を芯から温めて血行を促すので、特に女性には “ 子宝の湯 ” として喜ばれ、病気やケガの療養にも良いことから、昔から湯治場として人気を博している。

 

<グルメ>

日本の温泉地のどこにでもある「温泉まんじゅう」。実は、伊香保温泉が発祥だ。この温泉まんじゅうは、伊香保温泉では「湯乃花まんじゅう」と呼ばれる。私の一押しは、伊香保神社の石段のすぐ下にある『勝月堂』。手ぬぐいが茶色に染まるほど鉄分の多い伊香保温泉で、一番最初に温泉に浮く茶色い“ 湯乃花 ”をイメージして作った老舗。

他店と比べると、見た目の色は薄めの茶色。職人が毎日手作りしているので、形も若干いびつで手作り感が出ている。ここの生地はフワフワで、弾力があるので、もちもちっとしている。歴史ある「温泉まんじゅう」だけに、生地とあんこのバランスがとても良い。左党でも、たまには甘味を食す。

 

水沢うどん伊香保町水沢付近で名物料理とされる手打ちうどん。諸説あるが、讃岐うどん稲庭うどん と並んで、日本三大うどんの一つとされる。麺は、やや細めでとにかくコシと弾力があり、つやつや透き通るツルッツルしたシンプルな麺。冷たい“ ざるうどん ”が美味しい。食感が絶妙。是非、食して欲しい地元グルメ。「ふるさと群馬」を誇りに思う私が、数あるお店の中で推奨するのは、『大澤屋』かな。 → http://www.osawaya.co.jp/

 

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